2013/02/17

聖アレキセイ寺院の惨劇/小栗虫太郎 著

 身の回りの事が忙しくなると、何故それ以外の事に熱中したくなってしまうのでしょうね。暇な時は暇を持て余す事に執着するのに。
 さながら試験期間中に掃除をしたくなるような。さながら就業中に調べ物ばかりしたくなるような。そして土日は寝て寝て寝まくるような。
 天邪鬼ですな。すなわち仏教における人間の煩悩ですな。記紀において天若日子や天のさぐめが由来とされますな。和漢三才図会にては建速須佐之男命の胸腹に満ちた猛気から成る天逆毎や、その子にして九天の王たる天魔雄神ですな。まあ何と申しますか、人心の妖怪であります。やる気出したいのにやる気出ない! ふしぎ!

 さて。先月に続き、小栗虫太郎先生の推理小説、法水麟太郎シリーズの第二作目を読了いたしましたので所感などを。
 本当はこの前にひとつ読了したものがあるのですが、何とも感想の書き辛いものでして諦めました。……まあ、うん。古事記の再読だったんですがね。帝紀含むと、読物としての個人的所感はちょっと無理……。旧辞からの編纂箇所は凄く面白いんですけれどもね。何たって神話ですし。