2013/01/20

後光殺人事件/小栗虫太郎 著

 新年明けまして御目出度う御座います。という挨拶は松の内(正月七日)あるいは小正月(十五日)までが相場のようで。
 兎も角今年もどうぞ宜しく御願い申し上げます。

 さて二〇一三年の一発目は、小栗虫太郎先生の推理小説、法水麟太郎シリーズの第一作目で御座います。ご存知の方は解るかと思いますが、昨年末紹介した「ドグラ・マグラ」と同年に刊行された三大奇書の一書「黒死館殺人事件」を読みたいと思ったのが契機で。
 しかしながら、さて開いてみると恰も登場人物が既知であるかのような出だしで記述されており、出し抜けに混乱の嵐ですよ。好みの二次創作小説とかならまだしも、これは流石に一作目から読まねばなるまいと思い立ち、本作を読む事に致しまして。そしたらやっぱりこれといった背景も無く事件発生と推理開始ですよ。まあ何ですね、そういえば近代小説は大概そういうモノだったような気もします。