2010/08/24

坑夫/夏目漱石 著

 暫くは夏目漱石先生のターン。青空文庫は携帯で読み易いので、通勤電車の時間に読んだり読んだり読んだり。

 こってりした風景描写の作品。と思いきや、風景描写が心理描写と綯い交ぜになって、全体で人間の心の淵を見せ付ける、ような作品。
 な……何を言ってるのかわからねーと思うが、筆者も何を言ってるのか解らないのぜ。
 ただ、風景描写の続くのが苦にならない方には、是非読んでみて頂きたい、と推します。風景描写の点においては、描写の肝というものを考え直させられた作品でした。また全体として、やはり先生は鬼才だと思わせられる作品でした。

2010/08/16

坊っちゃん/夏目漱石 著

 そういえば先日お土産の坊っちゃん団子を頂きました。うん美味い。まあだからというわけではないのですが、再読したので。

 中学頃に文庫で読んだのですが、その頃は単語や言葉遣いが難しくて流石によく理解出来ませんでした。今読むと中々痛快な小説ですね。単純に勧善懲悪ものとして面白いなあと感じます。
 ただ最後はあんまり救いが無く終わるので、おやと思いました。実に爽快なのですが、何となく悶々とします。それ以外は、ええと、清ばあさんを愛でるための小説?(違
 現在は青空文庫で読むことが出来ます。

2010/08/09

西巷説百物語/京極夏彦 著

 毎日少しずつ読み進めようと思ったら昨日読み始めて昨日のうちに読み終えたでござるの巻。なにそれこわい。

 絵本百物語・桃山人夜話が元ねたの、巷説シリーズの最新刊。「続巷説百物語」「前巷説百物語」でぽろぽろと匂わせていた西の事件が遂に……と、思って読んでも宜しいでしょうし、思わなくて読んでも宜しいかと。
 「これで終いの金比羅さんやで」なんて言われたら、もう御仕舞いなんだと思うじゃありませんか。なら絶対それ出して来るって思うじゃありませんか。騙されちゃあいない、騙されちゃあいないけれど。くやしいっ、でもっ、びくんびくん。
 そんな感じ(えっ
 林蔵男前すぐる。お龍優しい。又市かっこいい。百介まじオタク。

2010/08/08

数えずの井戸/京極夏彦著

 読了した本の紹介などをば。

 筆者は基本的に感想の書けない質だと思っております。何事においても、どうしても二択になりがちです。「面白い」「詰まらない」であったり、「興味深い」「どうでも良い」であったり、「巧妙」「適当」であったり。
 零か一か、何となく断じてしまう悪癖があるのですよね。ですから感想文というのは書けません。点数を付けるなど出来よう筈も御座いません。考えが、無いのです。心の機微としては零から一、といった連続的なものは有るのでしょうけれど、うまく表面に出せません。
 ともあれ読了は読了、持ち得た感想は感想。言行不一致な紹介になるかも知れませんが、取り敢えず置いといて読了本の紹介など書いてみたくなりました。