2010/10/20

薤露行/夏目漱石 著

 本題「かいろこう」と読みますが……うーん……予備知識が足り無さ過ぎました。
 内容ですが、序文に書かれている通り、マロリーの「アーサー物語」を下敷きにしたものらしいです。マロリーて誰だろうと調べたら、こういう方らしい。成程、世に数多あるアーサー王関連作品の底本的作品を書かれた方なんですね。また一つ勉強になりました。
 ついでにリンクを辿って「アーサー王の死」を調べたら、ようやく先生の作品の内容が腑に落ちました。そうか、不義だったのか……予備知識無いからって読みが浅過ぎました。反省。

2010/10/10

草枕/夏目漱石 著

 山路を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
 うわあぁぁ……何この格好良い出だし。
 こんな格好良い文章が、要所要所に出て来ます。惚れるわぁ……。

2010/10/03

永日小品/夏目漱石 著

 わりと短めで読み易かった三作品、第三段はこちら。
 こちらも前回同様、夏目漱石先生の、恐らくは私小説になるのでしょう。小さな話が盛り沢山。ですがそれ以外も混じっているような構成になっております。

2010/09/21

硝子戸の中/夏目漱石 著

 わりと短めで読み易かった三作品、第二段はこちら。

 こちらは夏目漱石先生の、恐らくは私小説。小さな話を幾つも集めたような形式になっており、各章毎に異なる話もあれば、二、三章で一つの話になっているものもあります。元は新聞掲載のものらしいです。

2010/09/13

琴のそら音/夏目漱石 著

 わりと短めで読み易かった三作品、第一段はこちら。
 こちらは私小説、のような創作。一言で表すと、迷信に惑わされる男のお話。

2010/09/09

思い出す事など/夏目漱石 著

 夜が漸く涼しくなってきまして。暫く熱帯夜にやられて、投げ遣りな生活をしておりました。もう色々と駄目かと思った……。

 自叙伝、というのでしょうかね。先生の思い出話……と言うと何だか軽過ぎる気がしますけれど。
 「修善寺の大患」と呼ばれる、胃疾で生死の境に至った前後の頃のお話。グロテスクな表現が結構あります。お読みになる方はご注意下さい。

2010/08/24

坑夫/夏目漱石 著

 暫くは夏目漱石先生のターン。青空文庫は携帯で読み易いので、通勤電車の時間に読んだり読んだり読んだり。

 こってりした風景描写の作品。と思いきや、風景描写が心理描写と綯い交ぜになって、全体で人間の心の淵を見せ付ける、ような作品。
 な……何を言ってるのかわからねーと思うが、筆者も何を言ってるのか解らないのぜ。
 ただ、風景描写の続くのが苦にならない方には、是非読んでみて頂きたい、と推します。風景描写の点においては、描写の肝というものを考え直させられた作品でした。また全体として、やはり先生は鬼才だと思わせられる作品でした。

2010/08/16

坊っちゃん/夏目漱石 著

 そういえば先日お土産の坊っちゃん団子を頂きました。うん美味い。まあだからというわけではないのですが、再読したので。

 中学頃に文庫で読んだのですが、その頃は単語や言葉遣いが難しくて流石によく理解出来ませんでした。今読むと中々痛快な小説ですね。単純に勧善懲悪ものとして面白いなあと感じます。
 ただ最後はあんまり救いが無く終わるので、おやと思いました。実に爽快なのですが、何となく悶々とします。それ以外は、ええと、清ばあさんを愛でるための小説?(違
 現在は青空文庫で読むことが出来ます。

2010/08/09

西巷説百物語/京極夏彦 著

 毎日少しずつ読み進めようと思ったら昨日読み始めて昨日のうちに読み終えたでござるの巻。なにそれこわい。

 絵本百物語・桃山人夜話が元ねたの、巷説シリーズの最新刊。「続巷説百物語」「前巷説百物語」でぽろぽろと匂わせていた西の事件が遂に……と、思って読んでも宜しいでしょうし、思わなくて読んでも宜しいかと。
 「これで終いの金比羅さんやで」なんて言われたら、もう御仕舞いなんだと思うじゃありませんか。なら絶対それ出して来るって思うじゃありませんか。騙されちゃあいない、騙されちゃあいないけれど。くやしいっ、でもっ、びくんびくん。
 そんな感じ(えっ
 林蔵男前すぐる。お龍優しい。又市かっこいい。百介まじオタク。

2010/08/08

数えずの井戸/京極夏彦著

 読了した本の紹介などをば。

 筆者は基本的に感想の書けない質だと思っております。何事においても、どうしても二択になりがちです。「面白い」「詰まらない」であったり、「興味深い」「どうでも良い」であったり、「巧妙」「適当」であったり。
 零か一か、何となく断じてしまう悪癖があるのですよね。ですから感想文というのは書けません。点数を付けるなど出来よう筈も御座いません。考えが、無いのです。心の機微としては零から一、といった連続的なものは有るのでしょうけれど、うまく表面に出せません。
 ともあれ読了は読了、持ち得た感想は感想。言行不一致な紹介になるかも知れませんが、取り敢えず置いといて読了本の紹介など書いてみたくなりました。